2021,01,01企業向け

Gotoキャンペーンを活用した有効な施策とは〜こんな時だからこそ企画を行うべき理由と抑えるポイント〜

2021年9月25日刊行。

「Go To キャンペーン」復活が期待されているホテル業界。

ホテル業界の皆様は前回の「Go To キャンペーン」でどのような施策を打たれましたでしょうか?

宿泊費用を決まった割合国が負担してくれるGotoキャペーン。

ホテル側からすると、特段何もしなくとも宿泊金額が下がるため、企画などはせずに「ご当地グッズプレゼント」のようなプランを作られたホテル様や、逆に宿泊金額をあげて「普段提供しないような高級なサービス」を提供することで、一時的に売り上げをあげられたホテル様もいらっしゃるかと思います。

今回本記事でお伝えしたいのは、次回11月頃に予定されている「Gotoキャンペーン」でも、前回のままでいいのかということです。

金額が通常より安い期間に、価値を下げずにリピーターを増やしていく施策とはどういったものなのか。その点いついて解説していきます。

次回Gotoキャンペーンに向けて企画を練る際の参考にしていただけますと幸いです。

1.Gotoキャンペーン時の企画内容が重要な理由

Gotoキャンペーンは宿泊者からすると割引があり、すごく嬉しいキャンペーンです。前回の Gotoトラベルでは宿泊料金の35%が割引になり、15%が地域で使えるクーポンとしてもらえるため、ほぼ半額の価格で宿泊できました。

特に人気が集まったのが高級ホテル。「半額で高級ホテルを体感できる」というのが最も多い理由です。

これまでそのホテルに訪れたことがなかった人にホテルを体感してもらえるいい機会となったのは事実です。ただ、その反面、割引の金額感に慣れてしまい、 Gotoキャンペーン終了後、通常価格の際に宿泊しづらくなる可能性も大いに考えられます。

せっかくホテルを体験してくれたお客様がそうなってしまうのは、すごく勿体無いですよね。そうならないためには Gotoキャンペーンでの企画はすごく重要なのです。

2.リピーターを作ることに成功している宿泊施設での企画紹介

1.嬉野温泉大村屋|嬉野茶を活用による「人の想い」で思い出に

嬉野温泉大村屋さんは嬉野温泉街でも老舗ですが、周辺施設の活用や地域活性の活動も行われています。特に注目したいのはリピーターを集める仕組みにあります。

嬉野はお茶「嬉野茶」が有名で、そのお茶を使った施策の全てに「製作者の想いを伝える」ことで、また来たいと思ってもらえる企画になっています。

大村屋の地下1階にはティーサロンがあり、そこでは茶葉製作者自らがホスト役となり、そのお茶に対する想いやこだわりを会話の中で語ってくれます。また空間にもこだわっており、そういった製作者からの生の声や、人の思いに触れるという経験が記憶には大きく残ります。

その結果、いい旅館に泊まったという記憶だけでなく、「また会いたい」「会ってまた話を聞きたい」と思ってもらえる。そして継続したリピーターを作っているというわけです。

2.ヒルトン東京お台場|チャペルでのヨガを通して自分を知る経験

ヒルトン東京お台場では、2021年よりスタートしたウェルネルプログラムの1企画として、チャペルでのヨガレッスンを4月よりスタートされました。強みとしては、この綺麗な景色を眺めながらヨガを体験できるという点です。

お客様の中には、

・レッスンを受けるために宿泊された方
・月に1.2回継続してきてくれている方

もおり、コロナウイルス感染防止の観点から定員人数も限られている中で、予約が定員の10名に達する時もあるとのこと。

継続して来られるお客様がいるのは、普段経験できない場所で「ヨガ」というものと通して、先生の誘導により自分の心や体について考え、知る経験ができるからです。そして、レッスン終了後にインストラクターの先生と会話により悩みの解消だったり、ちょっとした相談ができたという経験から「またこの先生のレッスンを受けたい」「また来たい」と思ってもらえているのです。

3.リピーターを作るために必要な企画の要素

上記の例から言えることは、リピーターを作る上で必要なのは、『人に触れる』という経験です。特別な空間で時間を過ごせることはすごくメリットです。ただ、それだけだと少し弱い。「人の想い」や「人と触れ合うこと」で得られた経験というのは、すごく思い出に残り、「また会いたい」「また経験してみたい」という思い出につながっていくのです。

yogamatchでは、このような企画のご提案から、企業様の要望に合うインストラクターのご紹介まで、企業様のご要望に沿って行っております。

もし企画にお困りの際は、一度ご連絡ください。