仕事の効率化を図る新入社員への研修施策|縦の繋がりを上手く活かせる組織づくり
新型コロナウイルスによるステイホームの励行をきっかけに習慣化したテレワーク。生産性・効率性の向上などのメリットがある一方で、課題となっているのが『従業員間のコミュニケーション』です。
これまでは同じ空間にいたので、従業員の人間性やスキルなどは日常的な会話や仕事中の様子から把握できました。しかし交代出勤制などで会う機会も少なくなり、zoomなどでビデオ会議を行うことが通例となった今では、以前のようにコミュニケーションを取ることが難しい状態にあります。
今回はそのような「縦のコミュニケーション」で課題を感じている方に、成功事例を交えながら、おすすめの研修施策を紹介します。
1.コミュニケーションに課題を感じているのは部下も同じ
仕事を円滑に進めるための環境について不満を抱いているのは、社長や上司だけではありません。
PR Times【コロナ禍におけるリモート勤務の実態・意識調査】の記事によると、リモート勤務による社内コミュニケーションへの不安を感じているのは、部下が57.0%と約6割。「悩みを言ってほしい」上司と「相談のタイミングを知りたい」部下との間に、すれ違いが生じているようです。
【参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000073237.html】
リモートワークは基本的に、自宅において一人で行います。周りには、上司も同僚も部下もいません。そしてビデオ会議では業務内容しか話さない。自分の悩みや困りごとを、気軽に打ち明ける機会がないのです。これはリモートワークならではのデメリットであるとも言えます。
2.withコロナでは「関係性作り」が課題
先述したように、「お互いにコミュニケーションがとりたいと思っていながらもとれない」というのは、それまでの関係性作りに問題があります。
毎日顔を合わせ雑談も楽しんでいた以前であれば、相手の性格や仕事の現状などを把握できました。社員間の良好な関係性が築けていたからこそ、悩みや困りごとについて気軽に話ができていたのです。
しかし、テレワークになるとそのような関係性を築くことが難しくなり、悩みや困りごとを話すきっかけを見つけることもなかなかできません。これこそが今後課題とすべき点なのです。
仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションを取れる関係性作り。withコロナの課題として、多くの企業が抱えています。
3.縦のコミュニケーションが気軽に取れた事例|老人総合福祉施設グリーンヒルみふね
熊本の老人総合福祉施設「グリーンヒルみふね」の施設長である吉本さんは、2020年4月から「健康経営」の施策としてヨガレッスンを導入しています。
このレッスンは、従業員に「長く元気に働いてほしい」という思いから始めたそうで「1年間で10キロの減量に成功した」、「運動不足が解消した」という声を得られました。
運動効果を感じられたという点で成功している企画ですが、吉本さんは「従業員とのコミュニケーションが気軽に取れるようになった」とも言います。
・ヨガによって感じられた心や体の変化という共通のテーマができ話が弾む
・インストラクターの先生が間に入ることでコミュニケーションが取れやすくなる
ヨガレッスンは、従業員間の会話を促す環境を作っているのです。
4.まとめ|ヨガレッスンで楽しいコミュニケーションの時間を!
上司は部下に対して「困ったことがあったらいつでも頼ってほしい!」と思います。しかし「色んなしがらみがあって、なかなか話しづらい」というのが部下の本音。
まずは、仕事に関係ない些細なことからでも、部下から相談してくれる関係性を作ることが重要です。
その関係性を作るための手段として、ヨガは有用です。ヨガは自分という一人の人間に向き合う時間でもあり、心身の変化というテーマで共通の話題が作れるツールでもあるからです。
ヨガをし共に汗を流すことで、心の距離をぐっと近づけることができるでしょう。
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