ヨガインストラクターとして働くには?いろんな疑問

今回は、ヨガインストラクターとしての働き方や収入について解説いたします。

  • 実際にどれぐらい稼げるか分からないから資格を取得するか迷っている
  • ヨガインストラクターは副業として成立するのかな

そんな不安や悩みを抱き、あと一歩が踏み出せないでいる方は、ぜひともコチラを参考にしてみてください。

 

ヨガインストラクターとしての働き方

ヨガインストラクターの雇用形態は?

ヨガスタジオ所属の正社員やアルバイト

企業が運営するヨガスタジオやスクールに所属し、スタッフとして指導にあたります。資格を取得したあと、面接や実技のオーディションに合格すれば入社という流れが一般的です。

メリット

給与面で最も安定している

ヨガインストラクターとしてコンスタントに収入を得るには、やはり企業に所属するのが確実です。その月の参加者数が落ち込んでも一定の給与が保証されているため、金銭面においては安心してヨガのレッスンに集中することができます。

たくさんの生徒に教えるチャンスが多い

大手スタジオには、50名以上の人数を収容できるスタジオを完備した施設も存在します。そのようなスタジオは大々的に宣伝を行っている場合が多く、大人数を相手にしたレッスンを担当することも。

個人経営のスタジオや自宅で開催する少人数制のレッスンも魅力的ですが、よりたくさんの生徒に巡り合うことができ、自分のことを知ってもらえるチャンスにもつながります。

ベテラン講師から様々なことを吸収できる

スタジオやスクールに所属することで、百戦錬磨の先輩インストラクターから様々なことを勉強できるというメリットがあります。

ヨガインストラクターとして走り始めた頃は、吸水性の高いスポンジのような状態。教則だけでは学べないものをベテランから吸収し、自分なりに噛み砕くことで、独自のスタイル確率までの最短距離を突き進むことができます。

デメリット

スケジュール面での融通が利きづらい

スクールやスタジオへ所属するにあたり、最大のデメリットとなるのがスケジュール面です。個人経営やフリーランスとは違い、指導するレッスンの時間や場所は決められてしまいます。

専業でヨガインストラクターを務める場合は問題ありません。ですが、子育てとの両立や副業で始めようと考えている方には、融通の利かない点が何かとネックになってしまいます。

大手スタジオはオーディションの難易度が高め

一定の給与が保証されていたり、清潔なスタジオを誇っていたりする大手スタジオは、オーディションの難易度が比較的高い傾向にあります。

倍率だけでなく、何百人もの指導実績を持った熟練者や、自分の持っているモノとヨガを掛け合わせたオリジナリティあふれるインストラクターなど、「その道のプロ」に混じって合格を目指すのは至難の業。

もちろん難関にチャレンジする精神は素晴らしいですが、資格を取得したばかりで駆け出しの頃は、場所や雇用形態を選ばずに実績を積み上げることを最優先させることも1つの手です。

基本的に所属スタジオ以外でのレッスンは不可

スクールやスタジオに所属する場合、基本的に別の場所でのレッスンはできないというケースが一般的です。特に正社員の場合は、レッスン以外にもイベントの企画・館内の清掃・受付や事務職など、日々の業務は多岐にわたります。

フリーランスに比べて「時間の自由」という面では劣ってしまい、スケジュール的にも所属スタジオ以外でのレッスンは厳しいというのが現実です。

フリーランス

フリーランスで活動する場合、開催する日程や会場・レッスン内容をすべて自身が主体となって決定します。自宅リビングや貸しスタジオでの開催だけでなく、フィットネスクラブやスタジオに出向いてのレッスンもおこなう「掛け持ちスタイル」が主流です。

メリット

細かな規則に縛られず自由に活動できる

フリーランスとしてヨガインストラクターを務める場合、ほぼすべてを自分主体で決められるという点が最大のメリットといえます。どこのスクールやスタジオにも所属しないため、細かなルールに縛られず、いつでも自分のタイミングで好きなレッスンを組むことが可能です。

各地を転々としてたくさんの生徒に出会える

マット1つと自分のカラダさえあれば、どこでもレッスンを開催することができるのがヨガインストラクターの魅力です。フリーランスなら1つの場所にとらわれず、旅をしながら日本全国を回ったり、英語を話せる方なら世界中でヨガを教えたりしながらたくさんの人と出会うことができます。

スケジュールが柔軟で子育てとの両立や副業にも最適

フリーランスのヨガインストラクターは、子育てとの両立や副業にも最適です。レッスンの開催日程や場所が固定されることなく自分の思い通りにスケジュールを組めるので、スキマ時間や休日にヨガを教えることが可能です。

デメリット

スタジオ所属のヨガインストラクターに比べて収入が不安定

最大のデメリットとなるのが収入面の不安定さ。スタジオやスクール所属の場合とは違い、どれだけの生徒を集めてレッスンの数をこなしたかで収入は大きく上下します。

実績の高い人気インストラクターなら安定感も増しますが、始めたばかりの頃は常に不安が付きまとってしまいます。

集客も自身でおこなうため積極的な宣伝が不可欠

自宅や貸しスタジオに生徒を募ってレッスンを開催する場合は、集客も自身でおこなわなければいけません。いくらポーズが上手くとれても、指導力に長けていても、参加者がいなければ収入はゼロというのがフリーランスで活動するヨガインストラクターの難しい部分です。

大手スタジオにはない自分独自の魅力的なスタイルが必要

大手スタジオには、個人では到底マネできない豪華な設備が整っています。また、宣伝費をかけて多くの生徒を集められる点も大手スタジオの強み。それに負けないようにするためには、「ここでしか味わえない魅力がある!」と感じてもらえるような独自スタイルの確立が不可欠です。

 

自身でヨガスタジオを経営

経営者として、一からヨガスタジオ全体をプロデュースしていくスタイルです。企業のスタジオに所属したり、フリーランスとして活動したり、数年~数十年かけて自己研鑽を積んでから自身のヨガスタジオを持つというケースが一般的です。

メリット

独自のカラーを全面に押し出すことができる

コンセプトや内装・取り組めるメニューにいたるまで、すべてを自分なりにプロデュースできるのがヨガスタジオを経営する大きなメリットです。独自のカラーを全面に押し出し、細かな点まで1つ1つ徹底的にこだわり抜いて設計することができます。

自身の思いに共感してくれる生徒と共に歩める

たくさんの生徒にヨガを長く楽しく続けてもらうには、立地や施設内のスペックだけでなくインストラクターとの絆も非常に大切です。生徒にとっても、自分にとっても居心地の良い環境で、自身の思いに共感してくれる方々と共に豊かな人生を歩むことができます。

信頼できるインストラクターを発掘すれば多店舗展開で収入アップ

ヨガスタジオを経営する上で、全幅の信頼をおけるインストラクターと巡り合うことができれば、店舗を増やして収入のアップを期待することができます。1人で活動するよりも、仲間と高め合いながら切磋琢磨していけば、収入アップだけでなくヨガの理解もさらに深メルことができるでしょう。

デメリット

成功すれば大きな収入を得られるがリスクも高い

ヨガスタジオを経営する上での最大のデメリットは、1人でヨガインストラクターとして活動するよりもリスクが高くなるという部分。また、一度成功してもその繁栄が未来永劫続く保証はなく、常に不安と隣り合わせです。

質の高いインストラクターのが確保難しい

個人で活動する場合、自らの技術や指導力を高めれば問題はありませんが、経営側に回る場合、それだけでは不十分です。多店舗展開も見据えて効率的な収益をもたらすには、質の高いヨガインストラクターの発掘が不可欠。経験が浅く、伝手もない場合は確保が難しくなります。

トラブルが起こった際は全て自分に責任がある

万が一、生徒や近隣住民などとのトラブルが発生した場合、その責任はすべて自分自身が負わなければなりません。会社に帰属していない以上、事故が起きた場合の対処法を自ら備えておく必要があります。

 

ヨガインストラクターの収入やスケジュール

ヨガインストラクターの収入

正社員(10店舗以上を展開する大手3社・1年目の平均値)

月収 19,9666円
年収 2,395,000円

 

アルバイト・パート(全国10社以上の平均値)

時給 1,139円

 

フリーランス(全国10社以上の平均値)

時給 3,882円

 

※業務委託契約の報酬を時給に換算した場合

 

ヨガインストラクターのスケジュール例

正社員

月:朝~夕 レギュラーレッスン

火:朝~昼 レギュラーレッスン、昼~夕 パーソナルレッスン

水:休み

木:朝~夕 レギュラーレッスン

金:休み

土:朝~昼 レギュラーレッスン、昼~夕 パーソナルレッスン

日:朝~昼 レギュラーレッスン、昼~夕 パーソナルレッスン

 

フリーランス

月:イベント出席

火:朝~夕 → スタジオにてレッスン

水:朝~昼 → 連載コラム執筆、昼~夜 パーソナルレッスン

木:

金:

土:朝~夕 → スタジオにてレッスン

日:打ち合わせ

 

副業

月:

火:夕 → 自宅にてレッスン

水:

木:

金:

土:朝~昼 → 自宅にてレッスン

日:朝~昼 → 貸しスタジオにてレッスン

 

ヨガインストラクターは食べていける?

大手スタジオの正社員は比較的安定

大手3社に正社員として入社した場合の平均月収は19,9666円。就業年数やランクに応じて収入はアップし、社会保険や交通費支給などの手厚いサポート体制も整っています。

集客の手間や宣伝費も必要ないため、ヨガインストラクター1本で食べていくのであれば正社員がおすすめです。

 

フリーランスの場合は自分次第!

フリーランスでヨガインストラクターとして活動する場合、大きな収入を得るのも激減してしまうのも全て自分次第です。日々の自己研鑽はもちろん、HPやSNSでの発信による集客率も成功の鍵を握っています。

忙しくて発信が困難な場合は、参加者を紹介してもらえる「マッチングサイト」などを駆使して参加者を集める努力が不可欠です。

 

副業としてのヨガインストラクター

ヨガの経験値とマットがあれば、いつでもどこでもレッスンが可能なヨガインストラクターは副業にもピッタリです。

例えば、子育て中の主婦の方でも自宅リビングに生徒を招いてレッスンを開催すれば、常に子供の近くに居ながらヨガインストラクターとして社会に貢献することができます。

さらに、「産後ヨガ」の資格を取得しておけば、自身も子供と一緒に楽しみながらママさん生徒にヨガを教えることも可能です。

 

まずはヨガインストラクターの資格を取得しよう!

今回は、ヨガインストラクターの働き方や収入面について解説いたしました。一口にヨガインストラクターといっても、その形態は実に多種多様です。それぞれのメリット・デメリットに鑑みて、自分にフィットした働き方を選択しましょう。

また、生徒達の心を癒し、光輝く人生を送れるようなサポートをするためには、ヨガを基本から深く学ぶことが不可欠です。まずはヨガインストラクターの資格を取得して、自分にしか出せないオリジナルの方法でヨガの魅力を伝えていきましょう。

 


筆者 河本 達彦
河本 達彦

スポーツトレーナーとして、主にスポーツ選手のケガの処置・コンディショニングに携わっていました。

栄養学・解剖学・生理学の視点から、美しいカラダづくりをサポートできるような記事をお届けいたします。