ヨガ基本のポーズの名前と用語を一挙紹介!コレさえ覚えればもっと楽しい!

ヨガポーズの名前は、サンスクリット語をはじめ英語や日本語で名付けられています。サンスクリット語は私たち日本人にとっては聞き慣れない言語ですが、成り立ちはとってもシンプル。ヨガポーズの名付けにも語句の組み合わせルールがあるため、サンスクリット語を理解すると、ヨガのポーズの名前も覚えやすくなるんですよ。
この記事では、ヨガポーズの名前について、成り立ちや基本的なポーズ名を紹介します。ヨガポーズを覚えれば、ヨガが一層身近なものになり楽しくなりますよ。
ヨガのポーズには名前がある

ヨガのポーズは全部で約8,400万あるといわれていますが、ヨガのレッスンで使われるポーズは、そのなかのごく一部。それぞれのポーズには名前があり、動物・自然・人物などの名前に由来しています。
ヨガポーズの名前はサンスクリット語が基本

サンスクリット語とは、古代インドに属する言語で、南アジアや東南アジア一帯で広く用いられていた古代語です。仏教とも深い関わりがあり、日本では梵語ともいわれていますね。
ヨガポーズの名前は、すべてサンスクリット語で名付けられています。日本人には馴染みが薄いので、意味を理解しやすいように日本語や英語にも訳されていますが、正式名称はサンスクリット語です。
ヨガポーズ、基本動作ポーズの名前はコレ!

まず、ヨガのポーズそのものや体の姿勢は、アーサナ(Asana)といいます。基本的にそれぞれのポーズの後には「~アーサナ(~サナ)」がつきます。
そして、ヨガポーズをとるうえで基本動作ポーズの名前は以下の通り。
・アルダ-Ardha…半分
・ウッティ-Uttita…伸ばす
・パリブリッ-Privrtta…ねじる
・パールシュヴ-Parsva…側面
・ウッターナ-Uttana…まっすぐ伸ばす
アルダ(半分)+ウッターナー(まっすぐ伸ばす)+サナ(ポーズ)=アルダウッターナーサナ(半分の立位前屈)というように、分解すると覚えやすいですね。
ヨガの基本ポーズには猫のポーズがあります。この場合は、マールジャーラー(猫)+サナ(ポーズ)=マールジャラーサナといいます。どうです?とってもシンプルな組み合わせでしょう^^
ヨガポーズの名前を覚えれば、レッスンももっと楽しい!
ヨガポーズの名前を覚えて引き出しが多くなれば、どのようなポーズかすぐに思い起こすことができ、スムーズにポーズがとれるようになります。初心者はポーズをとりながら覚えていきましょう。
初心者はまずコレだけ覚えてみよう
スカーサナ(あぐらのポーズ)- Sukhasana

スカーサナは、座位の基本ポーズ。スカとはサンスクリット語で、「安楽」を意味します。つまりスカーサナは、「楽な姿勢で瞑想し、リラックスするポーズ」のこと。股関節周りの筋肉にアプローチします。
タダ―サナ(山のポーズ)- Tadasana

タダーは山という意味。タダーサナはヨガ立位の基本ポーズで、ヨガのレッスンには必ず登場するポーズです。山になったようなイメージでしっかりと踏みしめて立ちましょう。偏平足や姿勢の改善に効果があるといわれています。
シャヴァーサナ(屍のポーズ)- Savasana

屍を意味する「シャバ」のポーズ。日本ではよく屍のポーズと呼ばれています。その名の通り、屍のように仰向けになって目を瞑り、無を意識するポーズです。ヨガのポーズの中でも特にリラックス効果が高く、目や内臓の疲れをとるともいわれています。
ヨガポーズと合わせて覚えておきたい基本的なヨガ用語

ヨガポーズの名前と合わせて、基本的なヨガ用語も覚えておきましょう。ヨガポーズの名前だけでなくそれ以外の用語も覚えると、レッスンをしているときに理解度がアップしますよ。
プラナヤーマ(Pranayama)
プラナヤーマとは、「気」を表す「プラーナ」と「制御する」を表す「ア―ヤーマ」から成り立っており、呼吸法の総称を意味します。
ナマステ(Namaste)
一般的にナマステは、「こんにちは」など挨拶として使われていますがですが、ヨガではレッスンの最初と最後に、周囲へ敬意を表すために使われます。 両手を胸の方に当てて、頭を下げて行います。
バンダ(Bandha)
バンダとは「締める」や「ロックする」という意味があり、ヨガでは呼吸によって体内に取り込んだ気のエネルギーのコントロール方法をさします。バンダにはいくつか種類があり、習得することでポーズを安定させます。
チャクラ(Chakra)
「車輪」を意味するチャクラ。ヨガでは、人間の身体にあるエネルギーの通り道を表します。
チャクラは身体の中に数万あるといわれ、チャクラを通して宇宙エネルギーを取り込むことで心身が健康に保たれるとされています。逆にチャクラが詰まっているとエネルギーの循環が悪くなり、不調をきたすとも。
ハタ(Hatha)
太陽を表す「ハ」、月を表す「タ」を組み合わせた言葉です。ハタとは、対となる太陽と月、つまり陽と陰によって生み出されるエネルギーが心身の原動力となる考え方。これにヨガを組み合わせたハタヨガは、現在いくつも存在しているヨガ流派の原型となっています。
ムドラ(Mudra)
ムドラは、ヨガの手や顔、体をジェスチャーです。 プラナヤーマと瞑想を組み合わせて実践され、肉体と精神のバランスを整える効果があります。
ナディ(Nadi)
ナディとは、「流れ」を意味します。ヨガにおいては生命力が流れるエネルギーの経路のこと。ナディは身体の中に7万ほどあるといわれており、男女で役割が異なっているとされています。
まとめ

ヨガポーズの名前はサンスクリットに由来しますが、成り立ちは非常にシンプルなので、初心者でも覚えやすい特徴があります。私たち日本人にとって発音しにくい言語ですが、日ごろからヨガをしていると、自然と身に付いていくでしょう。
また、ヨガポーズの名前と合わせて、ヨガの実践における基礎的な用語も合わせて覚えておくことでより理解が深まります。ヨガが親しみのあるフィットネスになり、上達への近道にもつながりますよ。まずは自分に合ったお気に入りのポーズから覚えてみてはいかがでしょうか^^