ヨガの先生になるには?働き方や給料、最短で目指す方法まで徹底解説
ヨガの先生と一言でいっても、働き方や保有資格、給料などはさまざま。「ヨガの先生になりたいけど、どこでどんな風に働くの?」「ヨガの先生になるための資格について知りたい」そんな人のために、今回はヨガの先生について徹底解説!
ヨガの先生になるために必要な要素や最短ルート、人気のヨガの先生になるためのポイントについて紹介します。
ヨガの先生になるには
ヨガの先生になるために、特定の学位や資格は必要ありません。ヨガの先生になるための公的な資格はないため、誰でも目指すことができます。実際のところ、インストラクターの9割は未経験からのスタートです。
とはいえ、人に教える以上はそれ相応の知識や経験が必要です。また、ただ「ヨガが好き」、「ヨガが上手」というだけでは務まりません。生徒一人一人のレベルに合わせてレッスン内容を考えたり、分かりやすく説明したりと指導者としての資質が必要です。
ヨガの先生として働くには資格をもっておくと有利
ヨガの先生には無資格でもなれますが、インストラクターとして本格的に働くにあたり、資格を持っておくと就職や集客に有利です。
ヨガスタジオのなかには、インストラクターの資格を保有していることを採用条件としているスタジオもあります。条件としていなくても、歓迎または優遇としていることも。資格は、その人の能力を客観的に証明・保証するものです。資格の有無で、信頼度が変わります。
ヨガインストラクターとして第三者から認められていることで、「この先生なら安心して学べる」、「この先生に学べば上達しそう」という印象を持ってもらうことができます。
ヨガの先生の働き方と給料
ヨガの先生の働き方は大きく分けて2つ。会社員と同じ雇用形態となるスタジオ勤務と自営業です。それぞれの働き方ついて解説します。
スタジオ勤務
スタジオのインストラクターとして勤務するケースです。雇用形態は正社員や契約社員、パートなど。正社員や契約社員の場合は、インストラクターの業務だけでなく、事務・経理・広報・その雑用などスタジオの運営全般に携わることがあります。
パートやアルバイトの場合は時間単位のスポット勤務となるため、インストラクターとしての業務に集中することがほとんど。いくつかのスタジオをかけもちするインストラクターもいます。
給料
給料は月給制やレッスンごとの歩合制など、スタジオによって異なっています。スタジオ勤務の場合はインストラクターの業務以外にも受付や雑用をすることがあり、場合によっては残業があることも。しかし、社会保障などがあり毎月安定的に給料をもらえます。頑張りに応じて昇給も期待できますし、人気のインストラクターになれば高収入も狙えます。
自営業
独立してフリーランスになったインストラクターの場合の働き方はさまざま。
・スタジオと業務委託を結ぶ
・自宅をスタジオにする。
・レンタルスタジオを借りる。
・出張レッスン
自営業の場合、レッスンだけでなく生徒管理や経理、営業活動など、全て自分でこなさなければなりません。しかし、育児中のママが副業でレッスンを行うなどライフスタイルに合わせて働くことができる点が魅力の一つです。
給料
フリーランスのインストラクターの場合は、ワンレッスンあたり3,000円~6,000円が相場です。ただし、業務委託の場合は手数料やマージンをとられる場合が。レンタルスタジオを借りるは、レンタル料金もかかります。また、ヨガの種類によってもレッスン料は異なるので、場所・レッスン内容・インストラクター技量によって、収入は異なるでしょう。スキルアップして人気のインストラクターになれば単価を上げることができ、高収入を狙えます。
ヨガの先生に最短でなるには?
ヨガの先生になるためには資格も試験も必要ありません。年齢に関係なく誰でも目指すことができます。しかし、未経験でもインストラクターを本業とするためには、後ろ盾が必要。ヨガの先生に最短でなるためのポイントは、働きながらスキルを身に付けていくことです。
未経験OKのスタジオに就職する
インストラクターになるための手っ取り速い方法は、未経験可の求人を出しているスタジオに就職すること。
最近では、未経験でも入社後長く働いてくれる人材の育成に注力しているスタジオもあります。入社後はインストラクターになるための研修や講座を開き、インストラクターへの道をフルでサポート。独自の資格制度を設けているスタジオもあります。
働きながら学べるので民間の資格を自分でとるよりも、圧倒的に安く済みます。研修の内容や資格制度スタジオによって異なるので、応募前によく確認しておきましょう。
ヨガの先生になるための主要な資格
ヨガインストラクターの資格は大きく3つに分かれます。
①国際的な資格
②国内の民間団体による資格
③流派ごとの資格
それぞれの取得方法・難易度・取得にかかる期間や費用について解説します。
①国際的なヨガインストラクターの資格
国際的のヨガ資格では、ヨガの歴史や哲学、ヨガ療法などについて網羅的に学ぶことができるため、ヨガインストラクターとしてのステータスや信用度が上がります。代表的な国際的なヨガ資格は以下の通り。
全米ヨガアライアンス認定資格(RYT200)
【難易度】初心者でも比較的容易にチャレンジできる。
【期間】短期集中(留学)…最短14日~1ヵ月
通学…数か月~約1年
オンライン(一部のスクールに限る)…約2ヵ月~4ヵ月程度
【費用】約30万~60万
インド中央政府公認資格
【難易度】筆記試験・実技試験・卒業論文があるのでしっかりと勉強する必要がある。
【期間】YIC(ヨーガ教師養成講座)…約1年間
YTIC(ヨーガ療法士養成講座 )…約2年
【費用】YIC(ヨーガ教師養成講座)…約14万円
YTIC(ヨーガ療法士養成講座 )…約30万円
②国内の民間団体による資格
国内のNPO法人や協会が発行しているヨガの資格です。種類も数も非常に多いですが、先に挙げた2つの国際的な資格と比べると、取得にかかる期間が短く費用も安め。難易度も低いので、インストラクターとしての第一歩としておすすめです。ここでは国内で発行されている代表的な資格を簡単に紹介します。
NPO法人日本ヨガ連盟 ヨガインストラクター
【期間】1日6時間×10日間
【費用】約25万円(別途試験料、登録料が必要)
社団法人日本ヨガインストラクター協会 マスターコース(3級)
【期間】38.5時間
【費用】約77,000円(別途入学金54,000円と試験料、登録料が必要)
一般社団法人全日本ヨガ協会 マスターコース(3級)
【期間】36時間
【費用】約8万円(別途入学金50,000円と試験料、登録料が必要)
③流派ごとの認定資格
現在主流となっているヨガの原型、ハタヨガからはさまざまな流派が生まれています。また最近では、マタニティヨガやキッズヨガなど、レッスン対象者の年齢やコンディションに応じた専門性の高いヨガも人気。特色あるヨガを極めたい人は、流派ごとの資格取得がおすすめです。ただし流派ごとのヨガ資格も非常に多く、取得期間・費用などもスクールによって大きく異なっています。ここでは一部の資格を紹介します。
マタニティヨガインストラクター
【期間】3日~数か月
【費用】約2万円~10数万円
キッズヨガインストラクター
【期間】3日~5日
【費用】10万円前後
シニアヨガインストラクター
【期間】2日~1ヵ月
【費用】6万円~15万前後
ヨガの先生として人気を得るには
ヨガの先生として有名な人は、国内外にたくさんいます。最近では芸能人の中にもヨガの先生として活躍する人が増えてきました。ヨガの先生として有名になると、先生自らが主客せずともレッスンは満員に。ヨガの先生として有名になると、さまざまな業界への道が開き、事業が展開します。
ここではヨガの先生として人気を得るためのポイントを解説します。
実績を積む
まず何よりも、先生としての実力を身に付け、実積を作ることが大切です。ただヨガが上手いだけでは、インストラクターとして人気を得ることはできません。インストラクターに必要なのは、指導力。生徒のレベルに合ったレッスンプログラムを組み、ヨガの効果を存分に感じ取ってもらえることで、良い口コミや評判が広がります。「先生のおかげで体調が良くなった」などの声は実績として信頼性が高く、アピールポイントになるでしょう。
常に学び、自分を磨き続ける
ヨガの先生になったからといって、そこで終わりではありません。ヨガの形態は時代と共に多様化し、さまざまなヨガが生まれています。ヨガに対する価値観をよく理解しながら、自分のスキルが落ちないよう常に研鑽する姿勢が不可欠です。
また、ヨガの先生として有名な人たちの体はみな、美しくしなやか。ヨガそのものを職業としているからこそ自然と保たれるボディラインなのかもしれませんが、食事や運動など私生活においても美ボディを保つための努力を積んでいます。生徒が憧れるような外見を保つのも、人気の先生になるための重要な要素です。
セルフブランディングをし外部に発信する
ブランディングとは、自分の取り組みを他者と区別し、「自分ならでは」として認識させることです。ビジネスシーンでは重要なマーケティング要素ですね。ヨガの先生がしっかりりブランディングすると、信頼できる先生として選ばれやすくなります。他のインストラクターと区別し自分の強みを全面に出すことで一際目を引き、「この先生は違う!」と見てもらえるように。
そして人気のヨガの先生たちはホームページやSNSで日々の活動やレッスン内容を定期的に発信しています。レッスンの様子だけでなく、私生活で気を付けていることやお役立ち情報など、偏りなくまんべんに情報を発信。たくさんの人に見てもらうことで認知度がアップすると共に距離感が縮まり、身近な存在として感じ取ってもらうことができるのです。
まとめ
ヨガの先生は無資格で目指すことができますが、資格を持っておくことで経歴に箔をつけることができ、就職の際有利になります。ヨガの先生になるための資格は、国内外のさまざま民間組織から発行されており、取得にかかる期間や費用もそれぞれ異なっているので、自分の目的やこれからのキャリアプランに役立つ資格を選びましょう。
ヨガの先生として人気を得れば、高収入も期待できます。実績を積み重ねながら先生としての資質を磨き、キャリアアップしていきましょう。