2022,06,20ヨガ

ヨガとピラティスの間にある3つの違いとは?向き、不向きも解説!

現在、これまでにない健康ブームが到来しています!

ランニングや筋トレなどが流行っている中、女性男性問わず人気なヨガやピラティスは、特に健康意識を持っている方に話題となっています。

しかし、ヨガやピラティスの違いは分かりにくく、「どっちが何に効果があるのか」や「どのようなことをするのか」など詳しく理解している人は、とても少ないです。

そこで本日は、「ヨガとピラティスの間にある3つの違いとは」というテーマで、どんな人にどっちが向いているのか、詳しい効果について解説していきます。

ヨガとピラティスの間にある3つの違いとは?

健康ブームから、「ヨガを始めたい!」「ピラティスを始めたい!」と思っている方は、多くいる一方、詳しい効果ややり方などは、ジムに入会してから知ることがほとんどです。

しかし、本当にその運動は、自分に合っているのか。

自身に合った効果を得ることができるのかなど。

「実際に始めては見たものの、効果を実感できない!」と思っている方は、その運動やストレッチがあなたに合った効果を得ることができない可能性があります。

この節では、「ヨガやピラティスの間にある3つの違い」について紹介します。

1.起源が違う

ヨガやピラティスを含め、すべての運動や物事には起源があります。

起源が異なっていると、得られる効果や向いている人の特徴も大きく変化してきます。

そして「ヨガ」は、ポーズや呼吸法、瞑想で体を結びつけ、心身を安定した状態にすることを目的として作られた健康法になります。

したがって、ストレス解消や精神の安定などに効果があるとされている他、心の余裕などを作る精神面にもっとも効果を発揮するストレッチです。

また、稀に「ヨガ」は、精神科などの精神医療に使われることもあり、日本ではストレス解消や精神病などに効果が期待できる可能性があるとも言われています。

一方、ピラティスは、筋トレやランニングなどと同様に身体的なトレーニングに用いる運動なので、ダイエット目的の方や日常に取り入れている方も多くいます。

お腹周りを中心にインナーマッスルを鍛え、骨盤や骨格の歪みなどを整えることが重視され、医療では、リハビリテーションなどにも用いられることがあります。

2.呼吸法が違う

ヨガやピラティスの違いには、推奨されている「呼吸法」もあります。

ヨガの呼吸法では、基本的に腹式呼吸法を行います。

鼻から息を吸うことで、お腹を膨らまし、お腹の境目にある横隔膜を上下に動かすイメージを持ちつつ、呼吸をします。

これは、ヨガ独特の呼吸法でもあり、「プラーナーヤーマ」と呼ばれています。

また、胸の奥に息を送り込むイメージを持ちながら、体全体に酸素を満たしていくイメージで大きく呼吸をすることで、効率的にヨガの効果を得ることができます。

このように呼吸をし、呼吸法を安定させ、心身ともに落ち着かせながらヨガをすることで、精神的な効果を実感することができます。

一方で、ピラティスでは、胸式ラテラル呼吸を推奨しています。

鼻からゆっくりと息を吸い、横隔膜を下がっていることを意識しつつ、助骨を起点に上と下、縦と横に全方向に広げていきます。

この呼吸法は、パフォーマンス向上が期待できることから、ピラティスでも多く使用されています。

3.得られる効果が違う

ヨガとピラティスの違い3つ目は、得られる「効果」です。

ヨガで得られる効果として、体の歪みや癖の矯正などがありますが、もちろん精神面のケアにも効果があります。

例として、集中力の向上や感情のコントロール、近頃ではアンガーマネジメントなどにも最適だと言われています。

また、免疫や自律神経を整える効果もあるので、健康意識のある方やストレスを感じるという方には、特におすすめできます。

一方、ピラティスで得られる効果には、筋肉量を増やすことや女性ホルモンの強化、代謝アップを促し、太りにくい体づくりができるなどの効果があります。

ピラティスは、どちらかというと女性におすすめできる健康法ですが、男性の筋トレなどにも用いられることがあり、さまざまな場面で使える運動でもあります。

ヨガとピラティスどっちをやるべき?

ヨガに向いている人

・瞑想を極めたい人

瞑想とは、呼吸と身体の状態をクリアにし、精神や脳の疲労回復などを行う健康法です。

特にストレス解消や不眠症の改善などに用いられるリラックス法でもあり、ヨガとも近い考え方なので、ヨガと同時に瞑想を趣味とする方も少なくありません。

したがって、瞑想を極めたい人にもヨガはおすすめです。

・運動不足を解消したい人

実は、ヨガは健康に効果がある他、運動としても人気があります。

激しい筋トレは、やはりしんどいと感じる方が多く、ヨガは激しい運動ではなく、精神を落ち着かせながら、運動ができます。

特に無駄な筋肉をつけたくない女性の方には、とても人気です。

・リラックス効果を得たい人

上記でも少し触れましたが、ヨガでは、精神面のケアを目的として行われているので、「毎日が辛い」「仕事が憂鬱」などの悩みを持っている方には、最適と言われています。

リラックスできる時間を1日5〜10分程度設けることで、精神的な負担は格段に解消されます。

ヨガを1日5分、ただ毎日続けるだけで精神面の負担を減らし、リラックス効果を得たい方は、ヨガに向いていると言えます。

・身体面ではなく、精神面の「ケア」「強化」を図りたい人

ヨガは、身体的な強化ではなく精神面のケアや強化を図りたい場合に、もっとも効果を発揮します。

したがって、筋トレやダイエット目的の方ではなく、ストレス解消や不眠症、便秘の改善などに最適です。

ピラティスに向いている人

・運動不足の解消をしたい人

ピラティスはヨガと異なり、しっかりと運動をしたい方に最適な健康法の一つです。

特に在宅期間が増えた近頃は、運動不足を感じる人が続出しています。

筋肉量の増加などの身体的な効果を望めるピラティスは、運動不足を解消したい方にはとてもおすすめです。

・ダイエットをしたい人

また、在宅の時間が多くなると外出や運動の機会の減少が起こり、太ってしまうことも多々あり、世界的に肥満が増えました。

しかし、ピラティスでは、血流を促進させる効果があるので、ダイエットを成功させたいという方は、1日10分ほどの筋トレと合わせピラティスを始めてみるのもいいでしょう。

・太りにくく痩せやすい体をつくりたい人

ピラティスは、過度な運動で急激なダイエットを行わず、またリバウンドなどの防止にも効果を発揮します。

太りにくく痩せやすい体を作ることのできるピラティスは、ダイエット目的の方や健康な体の維持をしたい方にもおすすめです。

・筋肉量を増やしたい人

ピラティスでは、筋肉量を増やしたい方にも最適な適度な運動をすることができます。

また、ピラティスは適度に筋肉を増やしたい女性の方にもおすすめできる他、気軽にできるので、慢性的な運動不足の解消にも役立ちます。

さらに、ダイエット効果もあるので、日常に取り入れながら無理なく筋肉を増やしたいと思っている方は、ピラティスに向いていると言えます。

ヨガとピラティスで迷ったら「得られる効果」で選ぼう!

ヨガで得られる効果

ヨガで得られる効果には、主に3つ挙げられます。

・心のリフレッシュ

精神面からケアを施すことで、日々の物事の捉え方を180度変えることができ、ポジティブ思考を得られます。

また、日々のストレスからくる不眠症や便秘などの悩みを解消でき、心に休暇を取ることができます。

・運動不足の解消

ヨガでは、ゆっくりとした動きをして、精神面のケアをする他に「運動不足の解消」の効果を得ることも出来ます。

在宅勤務の方も増えている中、運動不足と感じている人口も増えています。

ヨガでは、激しい運動をせず、無駄な筋肉をつけたくない女性に最適です。

・コミュニケーションの幅を広げられる

現在、ヨガの人口は急増しています。

特に専業主婦の方や在宅ワーカーを生業としている方は、運動不足の解消で利用したキッカケで、ヨガを趣味にしている方もいます。

また、ヨガのユーザー同士でつながるコミュニケーションの場も多く存在しているので、コミュニケーションの幅を広げたい方にも最適です。

ピラティスで得られる効果

ピラティスでは、男女問わずさまざまな効果を得ることができます。

この節では、その中でも魅力的なピラティスの効果5選について紹介します。

・負荷の少ないダイエットで「痩せ体づくり」

ピラティスでは、精神面でのケアも含め、身体のトレーニングをすることができる他、負荷が少ないので、気軽にできるダイエットとも言われています。

「筋トレしても、続かない!」とお困りの方には、ピラティスを実践することで、継続したダイエット効果を得られます。

・骨格や姿勢の癖の矯正

ピラティスで得られる効果として、骨格の矯正や姿勢の癖を治すことがあります。

骨格の歪みは、健康不良のお主な原因とも言われており、健康を意識する場合は、もっとも注意すべき点でもあります。

一方、ピラティスを毎日続けることで、骨格を地道に治すことができ、健康を維持することもできます。

・冷えむくみの解消

現在、冬や寝起きの冷えむくみなどで悩んでいる方は、とても多くいます。

ピラティスでは、血流を促すことで、冷えむくみの解消をすることができます。

・自律神経の調整

ピラティスでは、姿勢の矯正をするとともに、交感神経や副交感神経のバランスを整え、リラックスを促すことができます。 また、自律神経を整えることで、激しい運動をせず、緩やかな運動をし、インナーマッスルを効率的に鍛えることが可能なので、女性にもおすすめできる運動でもあります。

まとめ

本日は、「ヨガとピラティスの間にある3つの違いとは?向き、不向きも解説!」というテーマで、ヨガの効果などについて詳しく解説しました。

現在、健康への意識が高い人がとても増えています。

しかし「ヨガとピラティスってどこが違うの?」、「自分はヨガとピラティスどっちがいいの?」などのような疑問を持つ方は少なくありません。

一度ジムに入ってしまうと効果がなくても、一定の期間続ける必要があり、すぐにヨガからピラティスに、ピラティスからヨガに変更することはできません。

また、最初にも紹介しましたが、ピラティスとヨガは、特徴が似ていることもあり、「どっちが自分に合うのか」悩んでしまう方が多発しています。

そこで最後に、「ヨガとピラティスの主な違い」についてまとめますので、実際に挑戦してみたい方は、ぜひ参考にした上で、自身に合う健康法を選びましょう!

「ヨガの特徴・向いている人」

・精神面のケアに最適な健康法=ストレスや不眠症を抱えている人

ヨガでは、厳しい運動ではなく、緩やかに体を動かすことで、精神面のケアにも効果がある健康法と言われています。

したがって、ストレスや不眠症の解消などにも効果があり、ストレスを感じる方は、一度始めてみるのもいいでしょう。

・集中力の向上や感情のコントロール=イライラしてしまう人

ヨガは、今、日本で話題となっている「アンガーマネジメント」などにも効果があるとされ、感情のコントロールが上手くできない人にもおすすめです。

また、物事に集中できないという人にも最適で、仕事や学校などで、イライラしやすいという方は、1日5分ほどヨガに挑戦してみるのもいいでしょう。

・自律神経を整える=情緒不安定になってしまう人

情緒不安定やネガティブ思考になってしまう方は、自律神経が不安定になっていることが多くあり、精神面で疲れてしまっている可能性があります。

1日1回、5分を1週間だけ続けて、自律神経を整える他、自分の心への休暇を設けましょう。

「ピラティスの特徴・向いている人」

・ダイエットや適度な筋肉を増やす=適度な筋肉をつけたい女性

ピラティスで得られる効果として、適度の筋肉や運動不足の解消などがあり、ピラティスは、無駄な筋肉をつけず、適度な筋肉をつけたい女性に最適と言えます。

また、ダイエットや脂肪の燃焼なども行えることから、在宅勤務で健康意識のある方も多くの方が利用しています。

・骨格や骨盤の矯正=肩こりや腰痛に悩む人

骨盤や骨格の矯正を行うことで、肩こりや腰痛の改善につながります。

ピラティスでは、骨盤や骨格、姿勢の矯正効果があり、健康意識のある方や腰痛や肩こりに悩んでいる方にもおすすめです。

また、ピラティスを毎日続けるだけで、女性ホルモンの強化にもつながるので、30代以上の女性にも最適な健康法でもあります。

・体型の維持や生活習慣病の改善=健康意識のある人

「ダイエットしたけど、リバウンドしてしまう!」とお困りの方は多いのではないでしょうか。

ダイエットの本当の難しさは、痩せるのではなく、「体型の維持」です。

ピラティスを習慣にすると体型の維持や生活習慣病を改善し、健康な体づくりを含め、痩せやすい体にすることもできます。

ダイエットや栄養不足にならないためにも、「健康になりたい!」と思った方は、思い立った時に始めてみましょう。

〜最後の一言〜

ピラティスやヨガは、似た動きをするスポーツなので、初見の方は違いが分からないと思いますが、得られる効果や起源が大きく異なります。

さらに、実践する人によっては実感できる効果が変化することもあり、あなた自身に合ったスポーツを選ぶことも重要です。

それぞれの効果を鑑みて、「自分に合いそうだなぁ〜」と思った健康法を試し、その後に続けられそうな場合、目標を決め挑戦してみましょう。

また、本日は「ヨガ」や「ピラティス」の違いを紹介しましたが、人によっては実際に体験してみないと違いが分からないという方も多くいると思います。

現在では、ヨガやピラティスを習うことができるジムなどでは、体験コースと言う初回無料や割引を受けることができます。

近くのジムをリサーチし、実際にヨガやピラティスを体験した後、個人的に始めるかを決めるのもおすすめです。

さらに、無理な目標を立てることは避け、1日10分程度などと短時間を3ヶ月間などのように長期間続けることを意識しましょう。

短期間で効果を実感できるケースは稀なので、実際に「ヨガ」や「ピラティス」をはじ得る際は、長期間ゆっくりと練習するように意識しましょう。

また最初は、1日5分ほど挑戦し、続けられそうだったら無理のないペースで継続し、心身ともに健康な身体を手に入れましょう。