ヨガインストラクターのやりがいや魅力

今回は、人生をもっと有意義に過ごすために、ヨガインストラクターのやりがいや魅力、資格取得についてご紹介いたします。「ヨガの魅力をもっとたくさんの方に伝えたい」「副業としてヨガインストラクターを考えている」「ヨガを通じて社会に貢献したい」と考えている方は、ぜひともコチラを参考にしてみてください。

ヨガインストラクターとしてのやりがい

ヨガインストラクターのやりがいや魅力

コミュニケーションの輪が拡がる

年齢や性別・役職や立場に関係なく、どなたでも取り組めるのがヨガの大きな魅力の1つです。

ヨガの語源は「つながる」。日々のレッスンで生徒をサポートしながら、自身も探求心を持ってヨガを極めて「心・カラダ・魂」を一体化させることで、今まで通りの生活では巡り合えなかった方々との素敵な出会いが待っています。

ヨガは、自分を見つめ直す伝統的な行法であると同時に、最高のコミュニケーションツールでもあるのです。

 

叶えたい夢や目標の達成をサポートできる

生徒が夢や目標を達成した時、あんなに落ち込んでいた生徒がキラキラ輝いた表情を見せてくれた時、サポートしている側は自分のことのように嬉しくなってしまいます。

この喜びはヨガだけに限らず、インストラクター業全般にとっていえることでしょう。自らが組んだシークエンスや雰囲気づくりで生徒の内面やカラダに変化が生まれた時の感動は、一生忘れられない心の財産となります。

 

参加者への多角的なアプローチ

ヨガインストラクターは、ポーズや呼吸法などの指導だけにはとどまらず、「セラピスト」という一面も兼ね備えています。

単なる方法論を説くだけでなく、生徒の心を癒して前向きな人生を送るサポートをするのもヨガインストラクターの重要な役割です。実際に、日常生活の悩みや苦悩・葛藤を抱える生徒から相談されることもあります。

そんな時は、逆境においても穏やかな心をキープするヨガのマインドをもって優しく包み込みましょう。

 

自分自身へのセラピー効果

ヨガは生徒のカラダや心を癒すだけでなく、自分自身へのセラピー効果も期待できます。常に探求心を忘れずに深くヨガを学び、究極の地へ達すると自分を客観視できるようになります。

「本来の自分」に気が付くことで、よりキメ細やかな視点で肉体や心の変化を感じ取り、ありとあらゆる困難に直面してもメンタルが揺れない冷静さを保てるようになるのです。

 

とにかく身軽な働き方

ヨガインストラクターはマット1つあれば四方八方に駆け巡り、いつでもどこでもレッスンを開催することができます。企業が運営するスタジオやスクールはもちろん、自宅のリビング、海や川など、どんな場所でも自分の行動次第でレッスン会場に早変わり。

語学に堪能なら、海を渡ってより多くの方々にヨガの魅力を伝えることも可能です。

 

ヨガインストラクターになるには?

資格がなくても指導はできるが……

ヨガインストラクターとして活動するにあたり、必須となる資格はありません。したがって、資格がなくても今日からレッスンを開催することは可能です。しかし、ヨガは非常に奥深いもの。

その起源は4500年以上前のインダス文明にあるといわれています。例えば、ヨガにおける「呼吸」は酸素を取り込んで二酸化炭素を排出する単純作業ではなく、空気中の「気」を取り込まなければ成立しません。

生徒1人1人が生き生きとした人生を歩むサポートができるように、ヨガの歴史や哲学・生理学などの幅広い分野を深く学んで資格を取得することをおすすめします。

 

養成講座や認定スクールでの資格取得

ヨガインストラクターの資格を取得する場合、最もメジャーなのは養成講座や認定スクールで基礎から学ぶという方法です。難易度や期間は各団体によって異なり、数日~数ヶ月かけてヨガインストラクターの資格を取得します。

施設によっては、少しでもポーズが乱れていたらすぐさま指導が入るところも。しかし

、呼吸法やポーズ・哲学や歴史・生理学や解剖学を深く学ぶことでヨガを体系的に理解し、独学では到底得られなかった技術や知識を身につけられるという大きなメリットがあります。

 

通信講座での資格取得

ヨガインストラクターの資格は、通信講座による取得も可能です。通信講座でも一から学ぶことができ、自宅にいながらインストラクターとしてのノウハウを習得することができます。

現在は会社員として働きながら、今後ヨガインストラクターとしての活動を考えている方は、通信講座で資格取得をするケースが多く見受けられます。

また、子育てや家事に手を取られて養成講座や認定スクールに通う時間が捻出できない方にも、スキマ時間で資格取得を目指せる通信講座は有効な手段といえるでしょう。

 

ヨガインストラクターの資格は多種多様

一口にヨガインストラクターの資格といっても、その種類やアプローチは実に多種多様です

。世界70ヶ国以上に取得者がいて最も信頼性を認められているものや、取得後のフォロー体制も整っている国内団体のものなど、それぞれ特徴の異なる資格が存在します。

さらに、「シニアヨガ」や「マタニティヨガ」・「産後ヨガ」など、より細分化されたカリキュラムを学べる資格もあります。資格取得を目指す際は、ヨガインストラクターとして自分がどんな分野で活躍したいのかを明確にした上での受講がおすすめです。

 

こんな自分でもヨガインストラクターになれる?

カラダが硬い……

「ヨガインストラクターは元々カラダが柔らかくないとできない」。そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、現在ヨガインストラクターとして活躍している先生達が、もれなく最初から柔軟性に富んでいたわけではありません。

「最初は自分も上手くポーズを取れなかった」という経験があるからこそ、生徒と同じ目線で繊細なサポートができるのです。むしろ、カラダが硬いという弱点は将来的に大きな「強み」に変わる可能性を秘めています。

 

若い人にしかできない?

ヨガインストラクターとして活動する際、年齢は関係ありません。実際に60代70代の方で

で活躍しているインストラクターも数多く存在します。

若い人には若い人の良さ、年齢を重ねれば豊富な経験値のある人間にしか出せない味わいがあります。

何歳になっても自己研鑽を積み重ねてヨガの本質を追求し、自分の魅力を最大限に活かしたレッスンがおこなえるヨガインストラクターを目指しましょう。

 

人前で話すのが苦手……

ヨガのレッスンは、数名~数十名の生徒を前にポーズをとったり、説明をしたりする必要があります。もちろん、コミュニケーション能力に長けていることは大きなアドバンテージです。

しかし、人前で話すのが苦手でも心配はありません。その誠実さや謙虚な姿勢に親しみをもってくれる生徒もいることでしょう。

さらに、ヨガの呼吸法を追求していくと心に余裕が生まれます。その域に達すれば生徒の呼吸も読んで合わせられるようになり、不安を抱えることもなくなります。

 

ちゃんと集客できるか不安……

大々的に広告をうっているスクールや企業のスタジオに所属する場合、集客面の心配は必要ありません。しかし、レンタルスタジオや自宅などで個人レッスンを開催する場合、集客率は大きなウェイトとなってのしかかります。

自身でホームページを作成したり、小まめにSNSで発信したりすることで集客率アップを目指しましょう。

また、副業としてヨガインストラクター活動をしており、ホームページやSNSでの発信が難しい場合は、参加者を紹介してくれる「マッチングサイト」を利用することで効率的な集客を望むことができます。そのため、過度な心配は必要ないといえるでしょう。

 

子育てと両立できる?

「子育てをしながらヨガにも取り組みたい!」。そんな思いを抱いているのは、インストラクターに限らず、レッスンに通うママさん生徒も同じです。近年、「ベビーヨガ」や「キッズヨガ」のニーズが高まっています。

自宅をスタジオとして利用すれば、常に子供の近くに居ながら安心してレッスンを開催することが可能です。

子育て中の方は「産後ヨガ」や「マタニティヨガ」などの資格を取得して、子供と一緒に取り組めるレッスンを開催すれば楽しく両立ができるようになるでしょう。

 

まとめ

今回は、ヨガインストラクターのやりがいや魅力、資格の取得方法などをご紹介いたしました。ヨガだけでなく、たくさんの方々の幸せを願ってサポートをおこなえるインストラクター業はとても魅力的な職業です。

1人でも多くの生徒達の心を癒し、希望を持ってもらうためには、自らが暗闇で光輝く蛍にならなければなりません。そのためにも、まずは資格を取得して基本から学び、「先生のおかげで人生が変わった!」と言ってもらえるようなヨガインストラクターを目指しましょう。


筆者 河本 達彦
河本 達彦

スポーツトレーナーとして、主にスポーツ選手のケガの処置・コンディショニングに携わっていました。

栄養学・解剖学・生理学の視点から、美しいカラダづくりをサポートできるような記事をお届けいたします。